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要求と運動
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受給資格期間の短縮、低年金者への支援金消費税増税の延長と切り離して実施を! (14.11.19)

 全日本年金者組合は11月18日、森口、久昌両副委員長、田中書記長ら中央本部の6人が参加、厚生労働省に対し、消費税10%増税の延期にともない年金の改善予定部分が延期されることのないよう要請しました。
 年金は、2015年10月に受給資格期間を25年から10年に短縮すること、また、低所得年金者に満額で5千円までの年金生活者支援金を支給することが決まっています。どちらも「消費税増税にあわせて施行」という但し書きがついています。
 年金者組合は、納付期間25年というのは国際的に例がなく異常な長期間であること、また、高齢者は先が短いなかで10年以上25年未満の納付実績がある人が年金支給を切望しており一刻も早い実施を求めました。さらに、女性の低年金者の多くが例え5000円であっても早く支給されたら助かると言っているなどと訴え、これら施策を1年半も延期することがないようつよく求めました。
 応対した厚労省年金局の担当者は、「消費税増税延期についてまだ正式に聞いていないので、今の段階では言えないが、今朝の記者会見で大臣は増税にともなう施策については努力するという方向で発言をした」ということでした。交渉ではあらためて、厚労省としての努力を強めるよう要請して終わりました。 。