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年金者組合中央本部、都本部が参加 |
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国民、高齢者の怒り結集して |
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世界的な金融危機、景気悪化の影響で国民、高齢者へのしわ寄せが広がり、これに対する国民の怒りが高まっています。 11月13日(木)には年金者組合をはじめ、各分野から結集して国民的な反撃の決起をしました。全労連、全商連、農民連などが参加する実行委員会が、正午から日比谷野外音楽堂に5,500人を結集し、労働者派遣法の抜本改正、後期高齢者医療制度の廃止、中小企業への貸し渋り、貸しはがしの規制、食料自給率の向上などの要求をかかげ決起集会を開催しました。年金者組合からは中央本部を先頭に、首都圏などから約150人が参加しました。 集会は大黒作治全労連議長の主催者あいさつ、日本共産党の志位和夫委員長があいさつ、エッセイストの海老名香葉子さんも激励のあいさつ、社民党の福島瑞穂党首からメッセージが寄せられました。リレートークでは年金者組合の篠塚委員長をはじめ、全商連、民医連、建交労・全国一般、東京土建、農民連・食健連、日本医労連、自治労連、各界連、首都圏青年ユニオンなどの代表が次々に壇上から訴えました。集会後参加者は要求を唱和し、都民にアピールしながら国会までデモ行進をおこないました。 参加者であふれる会場 |
壇上から訴える篠塚多助委員長 要求横断幕をもって壇上に並ぶ むしろ旗も登場 |
全日本年金者組合中央本部は11月12日、13日、都内で学習決起集会を開催しました。全国各地から約100人が参加し、年金額3%引き上げや、年金額が8万円に満たない無年金・低年金者に8万円に達する額を上乗せさせる、などの中央本部提案について熱心に討議しました。来年4月から実施させるため、国に向けて大運動を起こすことを提起しました。要求内容は12月の第23回中央委員会で正式に決定します。 学習会では社会保険労務士の長谷川陽子さんと、専修大学の唐鎌直義さんが講演しました。 |
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後期医療廃止、医療・社会保障制度充実のたたかいを強めようと |
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後期高齢者医療制度の廃止もとめ |
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後期高齢者医療制度の撤回求めて、年金者組合が厚労省前で決起 |
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[ アピール ] |
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中止・撤回を求めて巻き起こる国民世論を押し切って、4月1日、後期高齢者医療制度が実施されました。実施から1ケ月余、高齢者は医療とくらしへの不安を募らせ、親を殺して自殺する人まで出ています。 医療費削減を目的にして75歳以上の高齢者を差別することは、どんなことがあっても許されません。この制度は存続すればするだけ、ますます過酷な痛みを高齢者と国民に押しつけることになります。保険料は、2年毎に見直され75歳以上の人口がふえれば自動的に値上がりします。「団塊の世代」が「後期高齢者」となる2025年度には保険料は2倍以上に高騰するといわれています。まさにすべての世代に重い負担と医療切り捨てを押しつけます。 保険料の「年金天引き」も重大です。わずかな年金から天引きされ、食べるためのお金すらなくなる人もでてきます。財産権・生存権の侵害です。世界第2位の経済大国の日本で、「姥捨て山」と言われるこのような制度を実施することは言語同断です。私たちは、保険料負担増、年金の天引きに対して全国的に行政不服審査請求をすすめることを宣言します。 いま、全国で30をこえる都道府県医師会が反対を表明しています。福田内閣の支持率は2割を切るまでに急落し、与党内にも動揺が起きています。見直しの動きもありますが、高齢者差別という制度の根本が間違っている以上、小手先の「見直し」ではなく、制度を撤廃するしか解決の道はありません。私たちは、この制度が廃止されるまで断固としてたたかい続けることを宣言するものです。 憲法9条、25条を高く掲げ、多くの人と手をつなぎ、必ずこの最悪の医療制度の廃止を勝ちとりましょう。 2008年5月14日 後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める5.14怒りの年金者行動 |
第79回中央メーデー盛大に 年金者組合も元気に参加 |
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第79回中央メーデーは5月1日、初夏の陽気のなか東京代々木公園で盛大に開催され、首都圏を中心に4万4千人が参加しました。 なくせ貧困と格差、働くルールの確立、ストップ改憲、許すな増税・医療改悪などをメーンスローガンにかかげ、たたかうメーデーの歴史と伝統を引き継ぎ、国民総決起の場として大きく成功させました。 年金者組合中央本部も「最低保障年金実現」「後期高齢者医療制度中止・撤回」などの要求をかかげ、組合のぼりや横断幕を掲げて参加、デモコースを元気に行進しました。 |
年金者組合が全国で「2007一揆」行動
2007年11月8日 |
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10・28国民大集会に全国から4万2千人結集 年金者組合も全国から多数参加 2007年10月 |
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最低保障年金実現と後期高齢者医療制度の中止・撤回求め 年金者組合が座り込みと厚生労働省に要請行動 (2007.10.17) |
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年金者組合が地方6団体を訪問し要請・懇談 |
2007年9月12〜14日 |
全日本年金者組合は9月12日〜14日、地方6団体を相次ぎ訪問し、要請と懇談を行いました。訪問は篠塚中央執行委員長、国府副中央執行委員長、冨田書記長をはじめ、中央執行委員など多数が参加して行われました。 要請・懇談での特徴は、 全国知事会 「要請はよく理解できる。国への要請に入れられるかどうか、わからないが、検討したい。後期高齢者医療制度は、国が勝手に決めて押し付けてきた。大変だ」と語っていました。副部長が応対しました。 全国市長会 二回にわたる国への「要望」提出に感謝し、引き続きよろしくお願いしますと要請しました。後期高齢者医療制度については、各自治体で来年4月からの実施に向けて多忙なこと、特に電算システムの費用が大変と語っていました。 全国市議会議長会 「要請の主旨は理解できる。年金問題は国への要請の中に入っている。今年は7月の委員会で、消えた年金問題と年金制度について、広報・普及活動を行うことを決議している。」積極的な取り組みを紹介してくれました。 全国都道府県議会議長会 「全国に7つのブロックがあり、本部は要望の調整をしている。ブロックからの要望には請願・陳情が反映される。」年金者組合の要望については、そのような項目の要望は出していないと話していました。懇談では全国都道府県議長会の歴史を語り、年金について感心が高く、時間をオーバーして対話が弾みました。 全国町村会 「年金については社会保険庁に事務移管してから関心が薄れている。しかし、高齢者の困難な状況を心配している。高齢者の医療制度の改正は醜いと思っており、政府に意見をあげている。12月上旬には町村大会を開催し、政府に要望を決議し提出する予定。」 全国町村議長会 「町村議会で年金制度改善の決議がされていることは承知しているが、意見書はあがっていない。今関心の中心は後期高齢者医療制度がどうなるかということだ。各方面と連絡を取りながら政府に意見をあげている。」 |
年金者組合が5つの要求課題で各政党に要請 |
全日本年金者組合は9月上旬〜中旬にかけて民主党、日本共産党、社民党、国民新党を訪問し、5つの要求課題で要請・懇談を行いました。要請課題は@消えた年金問題の解決、A最低保障年金制度の実現、B後期高齢者医療制度、C税制改悪反対、Dテロ特措法・憲法問題などです。あわせて「11・8年金者一揆2007(日比谷野外音楽堂)へのご招待」の要請を行いました。与党との折衝も一部実施中です。要請行動には篠塚中央執行委員長、岡田副執行委員長、冨田書記長をはじめ、久昌、田中、森口の各常任中央執行委員が参加しました。 懇談はどこでも友好的な雰囲気の中で行われました。 民主党との懇談では「要請項目は民主党のマニフェストと基本的に同じで一致できる。中央段階との懇談だけでなく、全国各地の議員との交流をすすめ、要求や問題点を上げるようにしてほしい。11・8年金者一揆への招聘については検討する。民主党は国会に年金保険料流用禁止法案を提出している。テロ特措法延長は院内外で連携して阻止したい」と語っていました。 日本共産党への要請では、「要請事項を理解し実現に努める。参院選後の変化で年金問題はチャンス。年金問題は国会状況を大きく動かす。年金者組合の奮闘に敬意を表し協力・共闘を促進したい。」 社民党は要請に「要請課題と社民党の政策に差異はない。後期高齢者医療制度については、民主党に凍結を申し入れ、検討する旨の回答を得ている。最低保障年金制度の財政問題では、消費税にたよらず、大企業に負担を課すことを考えること」と表明しました。 国民新党とは、事務局と連絡をとり、国会の議員事務所を訪問、議員への申し入れを行いました。要請文も手わたしました。 公明党は「文書を送付していただければ、面会等の配置を含めて検討します。」とのことなので「5つの要請課題」と「訪問希望日」を送付し、現在回答待ちとなっています。 |
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全日本年金者組合が 返せ!「消えた年金」で7・5緊急行動 政府の責任で 1日も早く 1人残らず |
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年金者組合は、国会閉会日の7月5日、「消えた年金」問題で、約200人が厚生労働省前に座り込みました。篠塚委員長のあいさつに続いて、年金問題の怒りをかかえる参加者から次々にリレートーク。「苦労して支払ってきた保険料が年金につながらないなんて許せない」「いますぐ全員に保険料記録を送ってほしい」「年金記録が消えたのは女性が多い。女性は怒っている」などなど。 委員長ほか各県代表が、「納付記録をただちに全員に知らせよ、申請主義はあらためよ。年金制度の根本的な欠陥に目を向け、最低保障年金を一日も早くつくれ」などの内容の要請書を、厚生労働大臣・社会保険庁長官に手渡しました。 |
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全日本年金者組合が推薦する知事候補紹介 2007年3月 |
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最低保障年金つくろうと「年金者一揆2006全国統一行動」 |
次々おそいかかる高齢者いじめに「もう黙っていられない」と全国の年金者組合は10月18日を中心に全国で「世直し一揆」に決起しました。 中央集会の日比谷野外音楽堂には、2,500人が参加、「老人のやむにやまれぬ強訴なり」「老眼も悪政正す瞳持つ」などと川柳を書いたむしろ旗やのぼりが林立し、オレンジのジャンパーやネッカチーフなどで、オレンジウエーブが繰り広げられました。 集会では森 信行委員長のあいさつに続き、首都圏本部のリレートーク、連帯の挨拶、優秀川柳の発表、集会アピールと続き、07年に最低保障年金制度をなんとしても実現しようとの決意を固めあう集会となりました。全国から持ちよった個人請願13,138筆が300人の代表により厚生労働省へ提出されました。集会後のぼり旗をかかげながら銀座をパレードしました。 |
最低保障年金制度を一刻も早く実現をと厚生労働省前で行動 |
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医療改悪法案強行に怒りの抗議 年金者組合や諸団体 |
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5・27国民大集会に5万人余結集 |
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5月17日、医療改悪法案強行採決に怒りの抗議 |
会期末まで1ケ月余となり、重要法案が目白押しの国会は日に日に緊迫の度を増しています。 |
国連社会権規約委員会の勧告を尊重し、誠実にこれに対処せよ 外務省に要請行動 5月16日(火) |
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いずれにしても、日本は経済大国ではあっても、人権については後進国と言われないよう、重ねて人権問題での前進を訴えて要請行動を終わりました。 |
5月9日、厚生労働省交渉を行ないました |
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年金者組合側は、無年金・低年金者の証言集と国連要請の報告を手渡し、さらに高齢者の実態をよく見て、最低保障年金制度を現実の選択肢として検討するよう訴えました。また、「被用者年金の一元化にあたって、既裁定年金の削減について恩給部分を含めていっさい行わないこと」も合わせて訴えました。 |
第77回メーデー全国で開催 06年5月1日 |
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年金者組合中央本部と東京都本部は、年金者組合旗をなびかせ、森委員長を先頭に隊列をくみ、最低保障年金実現などを訴え新宿コースを元気に行進しました。 |
最低保障年金をめざすシンポジウム開催 |
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ふつうの暮らしがしたい
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2006年4月 全日本年金者組合発行 パンフレットからの紹介 |
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● どこを詰めたら 北海道 79才の女性 国民・厚生年金で年51万4千円。借家で一人住まい。年寄りにとって年金だけが頼りです。生活保護で3万円ほど足し前をしてもらっています。若いときに精一杯働いてきたのだから、年をとったら生活保護の世話にならないで暮らせるよう、年金を増やしてほしいです。生活は切りつめ、安売りの日に買い物をしています。病院代は生活保護でお金がかからないので助かっています。家賃は2万7千円にしてもらいました。生活保護では2万4千円しかみてくれないので、自分で3千円出しています。寒い冬に備え窓にビニールを張ってもらいました。生活保護から月2万円弱が灯油代として市から支給されるが、少しでも灯油が少なくて済むようにしています。一番困るのは近所や親戚で何かあるとお金がかかるので、親しい人からお金を借りなければならないことです。● 14年掛けて無年金 愛知県 65才の男性 60才定年で会社をやめ、さて年金がもらえるかと楽しみにしていたら、掛け金年数不足でもらえないとわかった。社会保険事務所に行って詳しく調べてもらったが、やっぱりだめだった。過去にさかのぼって国民年金を納めたらもらえると言われたが、数十万円払っていつまで生きられるのかわからないので、家族と相談して無年金で行くことになった。毎月妻から小遣いをもらって暮らすのもつらいです。妻は今パートで、息子も働いているので何とかやっています。年金をもらっている人の話を聞くとうらやましいし、腹立たしくもある。掛け金を取り上げられて、国の詐欺だと思う。● 事務職45年でこの年金! 大阪府 79才の女性 45年働きましたが、40年勤続の会社は厚生年金がなく、その後の会社で5年間厚生年金を掛けました。私が29才のころ、姉夫婦が死亡し、中学生一人と小学生二人、合わせて三人の子を引き取り、私一人で育てました。今は独立していますが、送金などはありません。住まいは持ち家ですが、40年も経ち手入れが必要ですが、出来なくて悩んでいます。介護保険料は第二段階で、昨年は3万135円でした。しかし介護制度の利用申請しても「なかなか」といわれ、使用していません。通院は内科、歯科、脳外科、整形外科と通い、月5千円ほど払っています。蓄えがないので、大病で入院となるのがとても不安です。● 医療費が怖い 山形県 62才の女性 魚屋をしていた夫は、国民年金を42年間納めたのに、受給前に亡くなりました。死亡一時金の5万円が出たきりで、葬式代にもなりませんでした。妻への遺族年金はおろか、5万円だけとはあまりにもひどいと思います。42年間掛けたお金に利息をつけて返してほしいと主張しましたが、認めてくれませんでした。このような制度では国民の支持が受けられるはずはありません。今は少しは改善されているのか知りたいところです。暮らせる年金、最低保障年金制度の確立を心から望んでいます。私の厚生年金は月1万8千円、医者にかかれる状況ではありません。少し具合が悪くても医者には行きません。医療費が怖いからです。収入を得るため新聞配達や介護ヘルパーなど、寝る間も惜しんで働いています。 |
第59回解放運動無名戦士合葬追悼会開かれる |
第59回解放運動無名戦士合葬追悼会が3月18日、東京の日本青年館大ホールで開催され、全国から1,400人が参列しました。今回は1,054人が新たに合葬され、合葬者総数は33,224人になりました。年金者組合からは、全執行委員長の小島 宏さん、前副委員長の池田英寛さんはじめ、年金者組合推薦で74人が合葬されました。 |
増税路線による高齢者への負担増の実態 東京都杉並区の場合 |
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指定都市市長会に「最低保障年金制度」の実現を要請 |
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年金者組合は、8月18日、指定都市市長会を森委員長ほか4名で訪れ、「最低保障年金制度」の実現に向けてともにがんばろうという趣旨の要請と懇談を行いました。 森委員長は、「年金者組合は創設以来、最低保障年金制度の創設を主張、そのための運動をしてきた。地方議会でも1110を超える自治体から年金改善の意見書があがっているし、国連の社会権規約委員会でも最低年金の導入を勧告している」ことをのべ、ともに手をたずさえて、実現に向けて努力していきたいと述べました。
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終盤国会に向けた6.8国会行動 全日本年金者組合は300人が参加 元気よく、「国会前座り込み」と「議員要請行動」 |
6.8国会行動は、憲法問題や介護保険、障害者自立支援法などの改悪が目白押しの終盤国会のさなか、国民大運動実行委員会・全労連などとともに、行われました。 年金者組合は、首都圏を中心に約300人が参加。国会前座り込みを行うのと同時並行で、衆・参議院の厚生労働委員会委員、財務金融委員計135人に、「庶民大増税反対」「最低保障年金をつくれ」「憲法は改悪をするな」などの趣旨の要請を行いました。 |
最低保障年金実現、庶民大増税反対、許すな憲法改悪 5・20 全日本年金者組合 全国統一行動 |
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全労連は、5月20日に「5.20国会包囲国民大行動『許すな憲法改悪!守ろう国民生活』」を実施することになりました。 5月20日(金)正午〜午後3時頃 高齢者のくらしを守るために、ごいっしょに声をあげましょう。 |
12月9日、年金者組合中央本部役員、東京都本部委員長など7名で、財務省を訪れ年金者への課税強化を中止すること、定率減税を廃止しないこと、消費税増税はしないこと、などを求めて、要請行動を行いました。対応したのは、企画官(社会保障予算担当)の矢野康次氏で、大量の借金をかかえる国の財政の苦しさを語りました。 |
2004年11月26日 全日本年金者組合 中央執行委員長
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政府税制調査会は、11月25日、来年度の税制についての答申を出した。所得課税の定率減税を06年度までに廃止し、消費税については税率を引き上げていく、という大増税答申である。この大増税答申が庶民の生活と営業を破壊するのは明らかである。 年金の財源を口実に始まった増税攻勢は、第一弾として公的年金等控除の縮小・老年者控除の廃止が決められ、いま、第二弾として定率減税の廃止、第三弾の消費税増税が打ち出された。庶民の生活に大打撃を与えるこのような増税政策が打ち出されたことに満腔の怒りをもって抗議する。とりわけ、年金だけが頼りの高齢者は、今でも年金手取額の減少で生存を脅かされている。年金課税の強化は今すぐやめるべきである。この上、さらに増税が押しつけられることはとうてい容認できない。 「財政が最悪の危機的状況」にあるというのが理由になっているが、最悪の危機的状況にあるのは、私たち国民の家計である。「現在の経済状況は定率課税が実施された1999年当時と比べ著しく好転」というが、著しく好転しているのは一部大企業であって、リストラ・賃下げ・非正規雇用化で労働者は、「好転」どころではない。国民の生活を壊して、国の経済の好転も、国の財政の好転もあり得ないことは明白である。政府税制調査会の役割は、大増税計画の先導役をつとめることではなく、大企業や高額所得者への優遇など不公平税制を正すことである。 私たちは、この政府税制調査会の答申に抗議するとともに、大増税計画を阻止するために、いっぞう運動を強める決意を表明するものである。 |
年金者組合の森委員長は、11月25日、衆議院の憲法調査会で、公述人の一人として高齢者の立場から、戦争反対・平和憲法を守りたいという視点で発言しました。憲法調査会のサイトに掲載された発言要旨は下の通りです。 |
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地方六団体へ 中央本部が要請行動 |
年金者組合中央本部は、年金改悪撤回、最低保障年金制度創設、課税強化反対、医療・介護の改悪反対などで、全国知事会、全国都道府県議会議長会など地方六団体へ要請行動を行いました。 要請項目は次の通りです。 1、今回の年金改革は、際限のない保険料の引き上げと、給付の引き下げなど、年金制度の不安をさらに深めるものであり、国民の70%以上が認められないと声を出しています。白紙に戻すよう働きかけて下さい。 2、 様々な年金制度の矛盾を解決するためにも、一般財源による全額国庫負担の「最低保障年金制度の創設」が不可欠です。全ての国民が安心出来る年金制度の確立に向けて国民的論議が出来るよう働きかけて下さい。 4、 膨大な年金積立金の株式投資などリスクの高い運用は止め、年金制度の改善のために活用するよう働きかけて下さい。 地方六団体は、三位一体改革の波の中で、大変な状況にあります。どう自治体の財政を守り、自治を守り、自治体の事業を守るのか、ということで苦闘をしている状況がうかがわれました。 |
年金者9条の会 大塚駅頭で「平和憲法守ろう」の宣伝行動 |
「アメリカはファルージャでの住民皆殺し作戦をやめてほしい」「今こそ日本憲法を変えて戦争ができる国にするのではなく、日本憲法を世界に広めて戦争のない世界をつくろう」と、11月9日、4時〜5時、大塚駅頭で、年金者組合中央本部の「年金者9条の会」が宣伝行動を行いました。 |
雨のなか、10.12臨時国会開会日行動 「改悪法の実施は中止せよ」と350人が集まる! |
豪雨の天気予報にもかかわらず、続々と集まる年金者組合員。臨時国会開会日座り込み行動は10月12日、改悪法が可決された後も、年金への不安と関心が高まる中で行われました。 9時半ごろまで雨が降り、その後も雷雨の予想が報道されるなか、当初の座り込み行動は断念し、衆議院第二議員会館前で立ったままの集会、午後は、衆議院議員面会所へ場所を移しての集会となりました。 議員会館前での集会は、11時現在313人が参加、森中央執行委員長の決意表明のあと、首都圏4都県、茨城・栃木各県代表のたたかいの報告と決意表明。力強いシュプレヒコール。 午後は、議面集会で、参加された衆参4議員を代表して山口議員が「年金の改悪は国民のくらしをこわすもの。あくまで中止を求めてがんばる」と力強いあいさつ。全労連熊谷議長、中央社保協の山田事務局長、国交労連堀口委員長らのあいさつを受けた後、各県各支部のリレートーク。岡田書記長のまとめの発言で会を閉じました。(2004年10月) |
年金法の中止等を求め各政党に要請行動 |
年金者組合中央本部は、年金法の中止、最低保障年金制度の実現などを求めて、各政党に要請行動を行いました。 要請した項目は次のとおりです。
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厚生労働省に年金問題で要請行動 9月28日、中央本部が |
年金者組合中央本部は、9月28日、厚生労働省に年金改悪実施の中止、最低保障年金の実現などを求めて要請行動を行いました。
要請行動の内容はは次のとおりです。 1.「保険料の引き上げ」とマクロ経済スライドと称する「給付水準の引き下げ」を主たる内容とする「年金改革」は国民生活に深刻な不安をもたらしており、この実施はただちに中止し、あらためて国民的議論をおこすこと。
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『9条の会』に連帯し、「改憲」反対の運動を飛躍的に強めよう 2004年8月10日 第1回常任中央執行委員会で確認 |
全日本年金者組合第1回常任中央執行委員会は、8月10日、第16回中央委員会の決定にもとづき、『9条の会』に連帯して憲法改悪に 反対する運動を飛躍的に高め、ひろげることを確認しました。 |
はじめての街頭宣伝行動で支部が元気 地域の中で存在感のある年金者組合に 第16回中央委員会 開かれる 2004年7月22日〜23日 於 日本教育会館 |
全日本年金者組合第16回中央委員会は、7月22〜23日、全国47都道府県から集まった中央委員77人と執行委員、来賓などが参加して開かれました。 中央委員長森信幸氏のあいさつにつづいて、来賓の日本共産党参議院議員小池晃氏、全労連社会保障運動部長、石川芳子氏、中央社保協事務局長の山田稔氏らが連帯のあいさつ。そのあと、2003年から2004年にかけて年金者組合が総力をあげた年金闘争の総括、2004年度の運動方針が提案され、熱心な討論ののちに採択されました。 |
「年金減らすな、社会保障改悪反対、11・20総決起集会 全国47都道府県から1800人の参加で成功 |
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物価スライドの凍結解除による年金の切り下げは許さない、2004年のこれ以上の年金改悪も許さない、いまこそ無年金者をなくす最低保障年金制度の確立を。固い決意で文字通り全国から集まった年金者が日比谷野外音楽堂を埋め、銀座デモ行進で意気高いシュプレヒコールを響かせました。 集会は、リストラ・倒産・デフレ、政府自らの失政による景気悪化のつけを国民や高齢者にまわさないでほしい、という怒りが大きく結集され、たたかう意気があふれました。この力をさらに強めて、これからいっそう運動をひろげていきましょう。 |
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